【日本の小学校との10の違い】バンコク日本人小学校はこんなところ

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こんにちは。HOWARIです。

現在、小3・小1の息子たちは、バンコク日本人小学校に通っています。

バンコク日本人学校は、どんな学校なのか。

日本の公立小学校との10の違いについて、書いてみたいと思います。

日本人学校への入学・編入を検討されている方のご参考になれば嬉しいです^^

バンコク日本人学校とは

正式名所は、泰日協会学校といい、バンコクとシラチャに2つの校舎があります。

生徒数は、バンコク校=1752名/76クラス(小学部/2023年4月現在)

     シラチャ校=334名/15クラス(小学部/2023年4月現在)  です。

現在、世界最大の日本人学校となっています(次点は中国上海、シンガポール)。

校訓は、「明るく なかよく たくましく」で、「世界に貢献する日本人を育てる」ことをミッションとしています。

日本の公立小との10の違い

バンコク日本人学校というと、日本の国が海外に学校を建てているように感じられますが、私立校であり、日本国内の公立校とは色々な違いあります。

以下にざっと、10の違いを挙げてみました。

  • 学費がかかる(私立校である)
  • 小学校1年生から、英語・タイ語の授業がある
  • 教科担任制度を取っている(各科目の専門の先生がいる)
  • 往復バス通学のケースが多く、”学校に行っている”時間が長い
  • 春休みが長く、冬休みが短い
  • 土曜授業がある
  • 担任の先生・クラスメイトは毎年入れ替わる
  • 給食はなく、お弁当を持参する
  • 鞄は、リュック派が多い
  • セキュリティがしっかりしている

では、それぞれについて詳しく見てみましょう。

学費がかかる(私立校である)

バンコク日本人学校は、タイの私立学校法に基づく私立学校です。

日本の文部科学省から、日本の公立小中学校と同等と認定を受けた在外教育施設で、文科省の学習指導要領に基づいて、日本の教員免許を持った先生が、日本語で、日本の教科書を使って授業を行っていますが、あくまで私立校なので、学費がかかります。

2022年度(令和4年度)、2023年度(令和5年度)の児童生徒1人あたりの入学金・授業料は以下の通りです。

入学金160,000バーツ
授業料1学期(4月~8月)分58,400バーツ
2学期(9月~12月)分58,400バーツ
3学期(1月~3月)分29,200バーツ
  • 寄付金はございません。
  • 宿泊を伴う校外学習等の特別な場合を除いて教材費等を集金することはございません。
バンコク日本人学校HPより抜粋

とはいえ、多くのケースでは、入学金・学費および通学バス代は、児童生徒の保護者の勤務先企業が負担しているようです。

1バーツ=4円くらいで換算すると、なかなかな金額ですよね。。

小学校1年生から、英語・タイ語の授業がある

バンコク日本人学校が、「世界に貢献する日本人」の育成を目指していることから英語が、タイの法律で学校法人には必ずタイ語とタイ文化を学ぶ時間が必要とされていることからタイ語が、小学校1年生から科目に組み込まれています。

英語・タイ語については、専門の先生(ネイティブの先生)が教えています。

どちらの教科も楽しいようで、我が家の子供たちも、英語やタイ語の単語を嬉しそうに覚えて帰ってきます。

日本人学校の英語の授業で英語の楽しさに目覚めた!というお子さんの話も聞きました。

一方で、教育現場では英語が使われているシンガポールの日本人学校に比べると、クラス内のレベル分けなどがなく、もっと高いレベルと望みたいの評価も聞きました。

教科担任制度を取っている(各科目の専門の先生がいる)

小学1年生から、英語・タイ語だけでなく、音楽や図工などにも専門の先生がいます。

小学校3年生から始まる理科・社会にも専門の先生がいて、日本で2022年度から高学年(5・6年生)での導入が始まっているという教科担任制度を採用している形です。

担任の先生との面談では、事前に各教科担任と確認したいので、教科別の悩みなどは前もって知らせてほしいとのお知らせが来たりします。

往復バス通学のケースが多く、”学校に行っている”時間が長い

日本人学校は、日本人が多く住むエリアより直線距離で4キロほど北側にあるため、登下校ともバスで通学するケースが多いです。

登校のバスは、朝の渋滞を避けるために6時半から50分頃に各マンションを出発し、2-30分で学校に到着します。(各マンションから日本人学校に通う児童生徒の数によって、マンション居住の児童生徒のみのバスか、ほかのマンションの児童生徒との混載のバスかになります。小学生と中学生は常に混載です)

下校のバスは、学校を出発して2-30分で帰宅します。(例えば、5時間授業の1年生は14時頃に学校を出発して14時半頃に帰宅、6時間授業の3年生は15時頃に学校を出発して15時半頃に帰宅)

ただし、雨が降るとものすごく渋滞するため(そもそも学校で出発を見合わせている時も)、帰宅に1時間かかることもあります。。

我が家の小学生たちは、朝6時50分発のバスに乗り、14時半~15時半に帰宅します。

登下校を含めた、一日の”学校に行っている時間”は、7時間半~8時間半以上。な、長い。。

基本的に宿題もでるので、平日に習い事や通塾をされる子の親御さんは皆さん、子供の睡眠・食事時間とにらめっこです。

我が家は、平日の習い事は諦めて、習い事はすべて休日に入れています。それも善し悪しありますが。。

ちなみに、日本人学校が遠いからこうなのかというと、必ずしもそうではありません。

日本人学校よりも我が家に近いインター校でも、やはり渋滞を避けるためか、同じような時間にバスが迎えに来ています。帰宅時間も似ています(ただし、インター校では、希望すれば、課外活動として学校が提供する習い事をそのまま学校でやってこれるというメリットがあります。)

春休みが長く、冬休みが短い

バンコク日本人学校は、春・夏・冬に長期休暇があります。

特徴的なのは、春休みが約6週間と日本より長く、夏休みは約3週間と日本より短いことです。

春休みは、3月10日頃から4月20日頃まで、夏休みは、8月第2週から8月いっぱいとなります。

長い春休みには、日本への一時帰国&新学年に向けた買い出しをされる方が多いです。

土曜授業がある

バンコク日本人学校には、1学期間に2回ほど、土曜授業があります。

全校5時間授業で、習い事などは振り替えが必要です。

担任の先生・クラスメイトは毎年入れ替わる

日本では、2年間は担任の先生やクラスメイトが入れ替わらないことなど、あるかと思いますが、バンコク日本人学校では、毎年度、担任の先生・クラスメイトが入れ替わります。

1学年に9-14クラスあるので、昨年と同じクラスの子が、クラスに1人しかいない、という状況もあり得ます。

また、先生も、3年ほどで日本に帰国されて入れ替わるので、担任の先生も全く新しい先生ということが多いです。

子供たちは、各学年の1学期初日直前に行われるクラス発表を、毎年ドキドキしながら待っています。

給食はなく、お弁当を持参する

給食がなく、お弁当を毎日お弁当を持参します(土曜授業の時も)。

ただし、作れない時にはお弁当を注文することも可能です。

当日朝までに注文をすれば校舎入り口に届けられ、子供達が現金をもって取りに行きます。

前日までに注文すれば、15種類ほどのお弁当から選ぶことができ、うどんなどの麺メニューもあって、我が家の子供達には好評です笑

鞄は、リュック派が多い

子供達の鞄については、リュックが主流です。

お弁当持参で持ち物が多くなることが一因かもしれません。

特に低学年は、忘れ物防止のために荷物をすべて1つにまとめる(教科書もお弁当も水筒も)ことを推奨され、大きめ(25リットル~30リットル)のリュックサックを持たせるご家庭が多いです。

1年生は、リュックサックが歩いているようです💦

ランドセルでもOKなので、日本からもってきたランドセルで通う子もいます。

セキュリティがしっかりしている

セキュリティは驚くほどしっかりしています。

学校の敷地の入り口に駐車場係りの方いて、さらに校舎に入るためには電子ゲートで保護者用のQRコードをかざす必要があります。不携帯の場合は、パスポートなどの身分証の提示を求められます。

係りの方は皆さん笑顔で威圧感などは全くありませんが、初めて日本人学校に行ったときは、厳重なセキュリティに驚きました。

でも、2千人を超す(タイでは外国人である)児童生徒が一挙に集まる施設としては、そのくらい厳重でもよいのかと安心感を感じました。

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